NISA口座はどこで開く?ネット証券5社を条件をそろえて比較【2026年9月】

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NISA口座はすべての金融機関を通じて1人1つしか持てません。年単位で変更はできますが手続きが面倒なので、最初にある程度考えておく価値があります。

とはいえ、比べるポイントは多くありません。主要ネット証券なら、買える主要インデックスファンドはほぼ同じ。手数料も横並びです。実際に差が出るのは3点だけなので、そこに絞って並べます。

  • いまは「カードをどれだけ使っているか」で決まります。主要5社すべてがカード利用額で還元率を変えていて、条件を満たさないと0%になります
  • 楽天経済圏を使っているなら楽天証券。ポイントの使い道が生活に直結する
  • 年間10万円以上カードを使うならSBI証券。取扱本数が最多で、三井住友カード(NL)なら0.5%(年間10万円未満は0%)
  • マネックス証券の1.1%は2026年10月から条件つきになります。カードのショッピング利用が月1万円未満だと0%に
  • 差が出るのはクレカ積立の還元率だけ。売買手数料と取扱商品はほぼ横並び
  • 投信保有ポイントは低コストファンドだと年0.02%前後。クレカ積立に比べて桁が違うので、判断材料にしなくていい
目次

結論:目的別のおすすめ

こういう人選ぶなら理由
年間10万円以上カードを使う/無難に始めたいSBI証券取扱本数が最多。三井住友カード(NL)で0.5%
年間100万円以上カードを使うSBI証券(ゴールドNL)1.0%。年会費は年間100万円利用で永年無料
楽天カード・楽天市場を使っている楽天証券0.5%。利用額の条件がなく、ポイントを生活で消化できる
au・Pontaを使っているauカブコム証券au PAY カードで0.5%、ゴールドで1.0%
カードをほとんど使わない楽天証券唯一、利用額の条件なしで0.5%が付く

差が出るのはこの3点だけ

① クレカ積立の還元率 ── 唯一の確定リターン

積立をクレジットカード払いにすると、積立額に対してポイントが付きます。相場が上がろうが下がろうが関係なく入るので、実質的に確定した上乗せリターンです。ここが証券会社選びで最も大きな差になります。

証券会社カード還元率と条件月額上限
SBI証券三井住友カード(NL)/Olive年間利用額10万円以上:0.5%
10万円未満:0%
10万円
SBI証券同 ゴールド(NL)年間100万円以上:1.0%
10万〜100万円:0.75%
10万円未満:0%
10万円
楽天証券楽天カード0.5%(利用額の条件なし)
※代行手数料が年0.4%以上のファンドは1.0%
10万円
楽天証券楽天ゴールドカード0.75%/楽天プレミアムカード 1.0%10万円
マネックス証券マネックスカード5万円以下:1.1%
5万〜7万円:0.6%/7万〜10万円:0.2%
2026年10月から条件追加(下記)
10万円
松井証券JCBカード(一般)月のショッピング5万円以上:最大0.5%
5万円未満:付与なし
10万円
松井証券JCBカード(プレミアム)月5万円以上:最大1.0%/5万円未満:最大0.5%10万円
auカブコム証券au PAY カード0.5%/au PAY ゴールドカード 1.0%10万円
2026年9月5日に各社の公式ページで確認。還元率は改定が多いので、申し込む直前に必ず公式で確認してください。

表を見て最初に確認してほしいのは、還元率そのものより「0%」と書いてある行です。SBI証券は年間10万円、松井証券は月5万円のカード利用がないとポイントが1円も付きません。積立だけしてカードを使わない人は、いちばん還元率が高いはずの会社を選んで0%になります。

マネックス証券は2026年10月買付分から条件が変わります。カードのショッピング利用額に応じて、積立5万円以下の還元率が 1.10%(月5万円以上利用)/0.55%(月1万〜5万円)/0%(月1万円未満)の3段階になります。同時に年会費は永年無料になります。「1.1%だからマネックス」で選ぶ場合は、カードを普段どれだけ使うかとセットで考えてください。

そのうえで、条件をクリアできる前提なら、積立額によって有利な会社は入れ替わります。

月の積立額マネックス(条件クリア時)SBI・楽天・auカブコム(0.5%)SBIゴールドNL(1.0%)
月3万円年3,960円年1,800円年3,600円
月5万円年6,600円年3,000円年6,000円
月10万円年8,760円年6,000円年12,000円
還元率から単純計算した年間ポイント。マネックスの月10万円は「5万円×1.1%+2万円×0.6%+3万円×0.2%」で計算しています。SBIゴールドNLは年間100万円以上カードを使った場合の数字です。

差は年間で数千円です。ここだけで決める必要はありませんが、月10万円まで積み立てるなら、SBIのゴールドNL(年間100万円利用で年会費永年無料)が頭ひとつ抜けます。逆にカードをあまり使わないなら、条件のない楽天証券の0.5%がいちばん確実です。

② 取扱本数 ── 「後から困らないか」だけ見る

主要ネット証券なら、人気の低コストインデックスファンドはどこでも買えます。本数の差が効いてくるのは、後から個別株や新しいファンドに手を広げたくなったときだけです。

取扱本数はSBI証券が最多です。「今すぐ必要か」ではなく「将来やりたくなったときに口座を移さずに済むか」という保険として見ておけば十分です。

③ アプリ ── 20年つき合う画面

地味ですが、実は効きます。確認してほしいのは2点だけです。

  • 損益が「円」と「%」の両方ですぐ見えるか(片方しか出ないと感覚がつかみにくい)
  • 積立設定の変更が何タップでできるか(増額・減額は意外と何度もやります)

一般に、楽天証券のほうが画面がすっきりしていて初心者に評判がいいと言われます。SBI証券は機能が多いぶん、慣れるまで情報量に圧倒されがちです。ここは好みなので、両方の口座を開いて触ってみるのも手です(証券口座自体は何社持ってもかまいません。NISA口座だけが1人1つです)。

見なくていいもの

比較サイトでよく大きく扱われますが、実際にはほとんど差がつかない項目もあります。

  • 投資信託の購入時手数料:主要ネット証券はどこも無料です
  • 国内株の売買手数料:条件を満たせば無料になる会社がほとんど。積立中心なら関係ありません
  • 投信保有ポイント:低コストファンドだと年0.02%前後。100万円持っていても年200円ほどで、クレカ積立とは桁が違います
  • 口座数・シェア:多いほうが安心ではありますが、あなたの手取りは変わりません

キャンペーンで決めないでください。「口座開設で◯◯ポイント」は一度きりですが、クレカ積立の還元率は毎月続きます。一度きりの数千円より、続く0.5%の差のほうが大きくなります。

開設の流れ(どこもほぼ同じ)

  1. 公式サイトからメールアドレスを登録
  2. 氏名・住所などを入力。「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと確定申告が原則不要になります
  3. マイナンバーカード(または免許証+通知カード)をスマホで撮影
  4. 審査(最短翌営業日〜数日)
  5. ログイン後、NISA口座の開設を申し込む。税務署の確認が入るため、使えるまでさらに数日〜2週間かかります

5つめが盲点です。「今日から積立を始めよう」と思っても、NISA枠が使えるようになるのは数週間後になります。年末に近いほど混み合うので、思い立ったら口座だけ先に開いておくのが正解です。

手順を画面つきで見たい方は、こちらにまとめています。

手順はこちら:SBI証券の口座開設手順|つまずきやすい5か所を先に潰しておく

よくある質問

Q. 複数の証券会社に口座を持ってもいい?

証券口座は何社でも持てます。NISA口座だけが全金融機関を通じて1つです。まず2社開いてアプリを比べる、という進め方もできます。

Q. 後からNISA口座を移せる?

年単位で移せます。ただしその年にすでに買付をしていると、変更は翌年からです。また、これまで買った商品は移動しません。元の証券会社に残ったまま非課税で運用が続きます。

Q. 口座を作っただけで費用はかかる?

主要ネット証券は開設・維持ともに無料です。使わなくても費用は発生しません。

まとめ

迷っている時間のほうがもったいないので、判断はこれだけで足ります。

  1. 使っているポイント経済圏があるなら、それに合わせる
  2. 特になければSBI証券(取扱本数が最多で、後から困りにくい)
  3. 積立が月5万円以下ならマネックス証券も有力

口座開設・維持費は無料です。開設だけしておいて、あとで使うこともできます。

SBI証券と楽天証券で最後まで迷う方は多いので、この2社だけを7項目で比べた記事も用意しました。

2択で迷う方へ:SBI証券と楽天証券はどっち?7項目で比較して結論を出す

参照した情報(2026年9月5日に各社公式ページで確認)
SBI証券「クレジットカード積立のポイント付与率」
楽天証券「クレカ積立(楽天カードクレジット決済)」
マネックス証券「マネックスカード クレカ積立」
松井証券「クレカ積立について」
au PAY カード「クレカ積立のポイント加算の変更について」
還元率は改定が多い項目です。この記事も改定のたびに更新しますが、お申し込みの前には必ず上記の公式ページで最新の条件をご確認ください。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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この記事を書いた人

RIMAWARIのアバター RIMAWARI 投資歴7年 / 35歳FIREを目指す会社員

「リマワリ」を書いているRIMAWARIです。東京でひとり暮らしをしている20代の会社員(映像・放送機器の法人営業)で、投資歴は7年。35歳でのリタイア(FIRE)を目標に、自分のお金で実際にやっている資産形成の記録と、その過程で調べたことをまとめています。資格は持っていないので、制度の説明は必ず一次情報にあたり、数字には「いつ時点か」を書き、デメリットを先に書くことにしています。

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